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  • 執筆者の写真松原ナースケア

ナースだからできる『ぷらす・リハ』



10月半ばになろうという時期とは思えない、暖かさですね。地球温暖化の影響でしょうか。自転車移動の訪問看護にとっては、心地よく過ごしやすい気候ですが、環境問題を考えるとフクザツな気持ちです。


さて、今月は松原ナースケアの取り組みのひとつ【ぷらす・リハ】についてご紹介します。


訪問看護ステーションには、看護師だけではなくリハビリの専門職である理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍でき、看護業務の一貫として看護師に代わって訪問することができます。

松原ナースケアには、これらのリハビリ専門職スタッフの在籍はないのですが、母体の医療法人に所属する療法士のバックアップを得て、看護師がプロのリハビリメニューも提供できるシステムを作っています。


主なメリットとしては、次のようなものがあります。

①顔なじみの訪問看護師が担当するという安心感

②医療処置とリハビリを一つの訪問枠に収めることができる

 介護保険の支給上限額を抑えることができますし、人の自宅への出入りを増やさずにすみます。

③病状が変化しやすい終末期の利用者さんでもターミナルケア・緩和ケアの一貫として、できるだけ自分のことは自分でやりたい、家族との希望を叶えたいといった目的でのリハビリに応えやすい。医療用麻薬の使用や、お看取りを迎えるご家族のケア、心理面やスピリチュアルケアの経験を活かしています。


病棟でも、看護師がベッドサイドで日常的にリハビリを行うことは多くあります。リハビリ室で集中して行う積極的なものではありませんが、例えば体拭きやお着替え、麻痺や筋力低下した方への食器選び、ちょっとしたオムツ交換のタイミングで膝や足の関節が固まらないように動かす・・・など。皮膚の状態を観察したり、医療機器の作動や設定をチェックしたり、ときには嬉しかったことやつらい気持ちをお聞きしたりしながら・・・。看護師だからこそのリハビリがあると思います。



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